子供たちが夢を語らなくなった時代。

教育
子供たちが夢を語らなくなった時代

最近の子供たちの傾向として夢を持たない、語らない子供が増えているように感じます。その原因は何かについて考えてみます。

子供たちは「夢」を持っていないのか。


私が塾を始めてもう20年以上の歳月が過ぎましたが、入塾の時はたいていお母さんと一緒に私の所にきて最初は色々な話をします。

その時必ずお母さんと生徒本人に問いかけることがあります。「あなたは、夢がありますか?」と聞きます。

そのとき、どんな答えが来ると思いますか?

ほとんどの子供が「ありません」と答えます。

そこで私はっ突っ込みます。では「将来なりたい仕事、職業はある?」とか「大学いって何か勉強したいことあるかな?」とかです。

そうすると何割かの子供は、それについて話し始めるしので、その時は興味深く聞いて、それが「夢」なのかあるいは「夢」につながる雰囲気があればいいのですが、到底夢とは言えそうにない内容の場合が結構多い現実を見て来ました。


例えばこんな場面は最近あったでしょうか。

夢について例えばお子さんがいればお子さんと、あるいはご主人や奥さんと、家族と、友人とか相手は誰でもいいのですが夢について話をしたりしたことです。

私たち日本人は段々夢を語らなくなった気がします。

こどもにしても本来は夢を持っているのが自然だと思うのですが、実際は夢を持って生きている子供は少ないように感じます。

人生の夢について考える。

子供たちが夢を語らなくなった時代
子供たちが夢を語らなくなった時代

私たち大人はどうでしょうか。いままさに夢をもって暮らしている人はどのくらいいらっしゃたでしょうか。

案外「夢は今もあるんだけど何だか日々の暮らしの中でかすんで来たな、最近は思い出すことも無くなった」なんてかたは、結構多いんでは無いでしょうか。

あるいは「夢などもっていないし持ちたくもない。持つ必要もない。」という人もいるでしょう。

私は夢を持った人生の方が持たない人生よりちょっとだけ素敵な人生になる感じが好きで、夢は持ちたいと個人的には思っています。

夢を感じて意識してワクワクまでいかなくても、何か一寸だけ明るい未来が待っているみたいな感じです。

先ほどの2番目、夢見る事は否定しないけどなんか日々の暮らしのなかで風化してしまったという人は夢をもう一度思い起こしてみたらどうでしょうか。

今の子供たちの生き方。


さて話を子供たちに戻そうと思います。

先ほどは大人の私たちがどうか、という話でしたが、では最愛の我が子について考えた時に夢をもちつつ成長してもらいたいかについてはどうせしょうか。

或いは別に夢などどちらでもいいし、もっといってしまえば今が幸せならいいじゃないか、と考えるかです。

人としての生き方で「夢」を持って生きるか。持たないで生きるかですが、私は子供達には、ささやかでもいいから、夢をもって生きてほしいと願っています。

我が子でも、我が子でなくても子供たちには夢を持って追いかけて欲しいと思います。

塾を通して私と知り合った子供にはとりわけ、皆夢を追いかけて欲しいと願っています。

なぜかといえば、の方が人生を楽しめる気がします。

夢をもった子の方がたとえハードルが高くても人生を楽しめると思います。

そしてそんな子供は本当に表情が人間的で輝いています。

夢を持って生きている子供は美しいと思います。

もちろん大人でもそうです。

夢を持った人間は、発想がポジティブだし輝いて美しい。

大人だって、普段は生きる事で精いっぱいの人も多いかもしれないけれども、例えば子供の成長じたいが大きな夢だと思うし、いつだって夢を語ってほしいと思います。

子供たちはなぜ夢を持たなくなったか。

子供たちはなぜ夢を持たなくなったかを考えてみます。


塾の入塾のとき、夢の質問をしてもあまり夢をもっている子供が少ないという話をしましたがなぜでしょう。

あなたならどう思いますか?

わたしもあれこれ考えました。それが分かれば解決策も浮かびます。

まず、今の子供たちは便利さに満たされていることは大きいのではないでしょうか。

今の時代はとても便利な時代です。人間にとって「不便・不自由」があればどうにかしようと考えます。

工夫もします。時には他人と協力します。それでもどうにもならない時もたくさんあります。

我慢もします。そこに今の子供に欠けつつある、人としての「感性」が豊かに育まれます。

私は子供の教育って「不便さ」を味あわすことが大事だと常思っています。

実は先ほど述べた人としての「感性」の欠如がこれから私があげる色々なテーマのすべてに関係してきていると思っています。


時代背景で便利すぎる社会の副作用が出ているのではないかということです。

そしてもう一つの大きな要因は、我々大人たちが夢を持たなくなったしあるいは語らなくなったことがあるのではないでようか。

私は、塾に通う生徒に家庭の中で、家族で夢についての会話をしているかどうかを尋ねると「はい」と答える生徒はあまりいません。

社会全体が夢を持ちにくい世の中になっていくなかで、雰囲気として夢を語りにくいこともあるかもしれません。

大人社会の意識がが子供に与えている影響は大きいと思います。

大人がいつだって夢を持って居きる価値観を無くしてのではなく、夢を持った生き方の大切さを子供にきちっと伝えきれていない可能性が大きいかもしれません。

子供は、夢や将来について小さいときから親と一緒に語り合って意識づけをしなければ、つい目の前にある娯楽、ゲームだとかテレビなどその日、その時だけ楽しいことに満たされて一日を終えます。

だからこそ、少なくても家庭の中では、夕食の時のつけっぱなしのテレビは消して夢について語り合ったらいいと思います。

まとめ。

今回は「子供たちが夢を語らなくなった時代。」というテーマでお送りしました。

家庭内で、夢の話を日常的にすることで、自然に子供たちは夢を持った生き方をすると思います。
ぜひこの話に共感された方はご自身でも実践してみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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