心の栄養が不足する子供たち。

幼児の子供教育 教育
幼児の子供教育

心の栄養についてです。私が、塾で日頃子供たちと接していて常に感じるのが「心の栄養不足」です。皮肉なもので、今の時代食べるものも、その他あらゆるものが溢れかえっているのですがいざ肝心な「心の栄養」となると十分でない現代っ子がいっぱいいるのが現実ではないでしょうか。

褒められるのはたったの1割。

子供の教育という観点で考えて子供たちの「心の栄養」についてです。


子供の性格形成の基本は幼児期から小学校まででほぼ固まってしまいこの性格部分をメンタルブロックと呼んでいます。

例えば小学校で一日子供たちが学校生活を送ってきてもいつも常連的に褒められるのはだいたい成績の良い上から1割クラスでは3~4人程度、それ以外は褒めることが取り立ててないと決め込む先生と褒められる訳もないと常思っている生徒が自然な感じで学校生活を送っています。

ためしに子供たちに「今日学校で褒められた子いるか」と聞いてもやはり1割の原則どおりの返事が返ってきます。私はこの一見普通の状態が子供たちの心の栄養不足を生みだしていると思います。

子供教育の基本は褒めること。

これは学校の先生の問題ばかりではありません。

私が父母の皆さんにこの「心の栄養不足」を説明し塾ではこんな風に必ずどの子も塾に来たなら褒められる機会を設けているので家庭でも協力をお願いするとかなりの人が否定的です。

ある塾生の母親は、「私は親に褒められた記憶など一度もありません。ですので褒め方が分かりません。」と言います。

またあるお母さんは、「褒めたことあまりないんでうまく褒める自信ありません。」とか「恥ずかしくてできるかしら」みたいな返事が返ってきます。

皆さん我が子の教育について話しているのに何か他人ような。結局褒めることがどんなに大切かが日本社会において学校でも家庭でも十分理解されていない感じがします。

教室
教室

「心の栄養」は大人も不足気味。

「心の栄養」が不足している子供たちが多いという内容で書いていますが実はこれは子供に限ったことではなく大人にも当てはまります。

人間は誰しも「承認されたい」「認めてもらいたい」という心の欲求をもっています。例えば仕事であんなに頑張ったのに、成果をこんなに挙げたのに、他人より多く働いたのに、こんな感情を抱いたとき上司からねぎらいの言葉も、ボーナスアップも、昇給も、昇進もないとしたらやる気は失せますね。

間違いなく寂しくも思います、きっとあなたも。

子供の心の自己イメージ

人間は誰しも自分自身への評価、つまり自己イメージを持っています。自己イメージが高いか、それとも低いかで大きな違いがうまれます。

子供の将来と自己イメージ

子供たちの将来は「自己イメージ」で決まります。


「自己イメージ」とは子供たちが自分自身のことをどれだけ大切に思うかと言う心の意識のことで、愛情をいっぱいに受けて育った子供は自己イメージはそんなに低くないのですがやはり褒められることで自己イメージはどんどん上がっていきます。

そして自分がこの世の中でいかに大事で、かけがえのない大切な存在であることを確信していきます。子供の教育では自己イメージをいかに高めるかが大切です。

自己イメージの高い子供

自己イメージの高い子供はどんなふうでしょうか。


自己イメージを高めるとまわりに対してもやさしい心、両親、家族を敬う心、友達を大切にする心が自然と身に付きます。

そして、社会に対し役に立ちたいという社会貢献の心も芽生えます。今は損得の考えで仕事をする、もうかるから頑張るが一般的な社会の中で、人のために生きる様な素晴らしい人格が育ちます。

このことは、勉強が出来るとか出来ないとかとは次元が全く異なる子供の教育(子育て)の根幹ではないでしょうか。

子供をほめて育てる大切さ。

そもそも日本人は褒めることが苦手であるといえます。

子供たちの行動が、身近にいて良いと感じていてもあえて言葉にしないのもあります。

照れくささもあったり。ただ前回の話の様に子供たちにとって、人生において今しかない大切な時に自己イメージを上げられれば、人生の可能性も無限にに増えてくると思います。

子供に対するほめ方

子供に対するほめ方についてです。


塾ではやはり塾でしている様に家庭でも「いっぱいほめてやって下さい。」と言ってほめ方をアドバイスするのですが、やはり、多いのがあまり、効果的なほめ方をしてない父母のかたが多いことです。

こと褒めるにおいては日本人の控え目精神は脇に置いておいて子供の教育という高い見地で是非実践してください。

上手なほめ方にするにはまずオーバーアクションでやること。これだけだとしらじらしく思われてしまう人もいると思いますんで、子供の目をしっかり見て、心から「私はあなたのしたことが心から嬉しい」と強く思いながらオーバーアクションでやると上手くいきます。

そしてスキンシップも効果的です。頭をなでる。肩をたたく、ハグする。何でもいいです。

具体的にオーバーアクションってどうするの?と思われるかもしれませんが、声を大きめにして、微笑む。首を縦にうなずく。

大きな拍手をする。ガッツポーズをおくる。何でもOKです。感情を体で表現することなんです。

子供の教育の根幹は褒める事。

子供の教育の根幹は褒める事でしょう。


繰り返しになりますが、自己イメージを上げて自分を大切にする人は自分以外の人も大切にします。

他人の幸せを心から喜び、他人の不幸を心から悲しむ。そして現代人に失われてきた「人としての感性」のしっかり持った人間に育っていきます。

子供は親、祖父母にとって未来の夢であり社会にとっても宝でもあります。どうか、あなたも「褒める」を今日から実践してください。

教育やその他の最新ニュースの情報について参考になる「最新の時事情報を速報するカレントブログ」をおすすめします。

まとめ

今回は「心の栄養が不足する子供たち。」というテーマでお送りしました。

現代の子供は慢性的に心の栄養が不足していてる。そして心の栄養の大切さ、さらに褒めることで心の栄養を子供たちに与えましょうという内容でした。

最後までご覧いただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました